そう言う私も、いつ頃からでしょうか?階段を上り下りする際に手摺りを持たないまでも、手摺りのそばに身を置くようになりました。
私も中高年の仲間入りの年齢になり、年齢を重ねるに連れて、ほんの僅かですが、体を支える力に衰えを感じるようになり、無意識のうちに、何かあった時すぐに体を支えられるよう、階段の中央でなく手摺りのそばで、階段を上り下りするようになりました。
電車通勤しているので、今一番利用するのは駅の階段です。
数カ月前のこと、帰宅途中、最寄り駅の階段を下りていると突然、若い女性が上から転げ落ちて来たのです。転落の理由はわかりませんが、かなりスピードがついていて、踊り場でも止まれず、そのまま階段を転げ落ちて行きました。
ようやく止まれたのは、落下速度が弱まったのと、しっかりとした体格の男性にぶつかったからでした。中高年と思われる男性でしたが、ご自分の体を支えるには問題のない男性でした。お二人とも怪我がなかったのが何よりでした。
もし、女性がぶつかった相手がご自分の体を支えるのさえも難しい高齢者の方だったら、そのまま突き飛ばされて階段の下まで転落、大怪我、間違いなかったのではと恐ろしくなります。
急いでいても階段の上り下りなど、自分の不注意が二次被害を引き起こして、周りに迷惑を掛けることもあり得ますので、注意したいものです。
特に高齢者の皆様への対応は、より一層の注意を心掛けたいものです。
「高齢者を労り優しく見守りましょう。」
わかってはいても、高齢者の皆様のお体の状況を理解するのは難しいですよね。
そこで、ATCエイジレスセンターには、高齢者体験装具をつけて、高齢者になった疑似体験ができる「高齢者疑似体験」コーナーがあります。
「短時間なのにわかりやすい!」と好評です。
高齢者疑似体験コーナー |
感心をお持ちの方は、ぜひご来館ください。お待ちしております。
(フロアスタッフ K.N)