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2014年9月16日火曜日

本当にあった ちょっと こわかった話

最近、手摺りを持って階段を上り下りする高齢者の方々をお見かけする機会が増えました。
そう言う私も、いつ頃からでしょうか?階段を上り下りする際に手摺りを持たないまでも、手摺りのそばに身を置くようになりました。
私も中高年の仲間入りの年齢になり、年齢を重ねるに連れて、ほんの僅かですが、体を支える力に衰えを感じるようになり、無意識のうちに、何かあった時すぐに体を支えられるよう、階段の中央でなく手摺りのそばで、階段を上り下りするようになりました。

電車通勤しているので、今一番利用するのは駅の階段です。
数カ月前のこと、帰宅途中、最寄り駅の階段を下りていると突然、若い女性が上から転げ落ちて来たのです。転落の理由はわかりませんが、かなりスピードがついていて、踊り場でも止まれず、そのまま階段を転げ落ちて行きました。

ようやく止まれたのは、落下速度が弱まったのと、しっかりとした体格の男性にぶつかったからでした。中高年と思われる男性でしたが、ご自分の体を支えるには問題のない男性でした。お二人とも怪我がなかったのが何よりでした。

もし、女性がぶつかった相手がご自分の体を支えるのさえも難しい高齢者の方だったら、そのまま突き飛ばされて階段の下まで転落、大怪我、間違いなかったのではと恐ろしくなります。
急いでいても階段の上り下りなど、自分の不注意が二次被害を引き起こして、周りに迷惑を掛けることもあり得ますので、注意したいものです。

特に高齢者の皆様への対応は、より一層の注意を心掛けたいものです。

「高齢者を労り優しく見守りましょう。」

わかってはいても、高齢者の皆様のお体の状況を理解するのは難しいですよね。
そこで、ATCエイジレスセンターには、高齢者体験装具をつけて、高齢者になった疑似体験ができる「高齢者疑似体験」コーナーがあります。
「短時間なのにわかりやすい!」と好評です。

高齢者疑似体験コーナー

感心をお持ちの方は、ぜひご来館ください。お待ちしております。

(フロアスタッフ K.N)

2014年9月6日土曜日

東北の震災地域で活動する友を思う

大阪の生駒山山系に沿って大阪府民の森がある。皆さんはご存じだろうか・・・。
枚方から四條畷、東大阪、金剛山などに点在している。くろんど園地、ほしだ園地、むろいけ園地、ぬかた園地を含む中部園地、ちはや園地などがあるのだが、そこで活動しているボランティアがある。

大阪府民の森パークレンジャーという。会員80余名の団体である。不段何気なく見過ごしている四季折々の自然の素晴らしさや自然の大切さ・魅力を、府民の森を訪れる人々に紹介するための様々なプログラムを各園地で提供しているボランティア。ガイドウォークやクラフト、ハイキングやデイ・キャンプなど、ファミリーでもグループでも一人でも楽しめる催しを企画・実施していて、イベント時は子供を連れた家族連れで結構にぎわう。活動を共にした仲間の一人が、震災を機に脱会したのだが、辞めていく直前にメールが来た。その一部を紹介したい。

2011年3月27日 今朝も底冷えのする朝、「今、わたしにできることを!」宮城より仙台、岩手、福島へ入るつもり。こちらは原発事故の影響で、まだまだ孤立している方々がいるとのこと。こちらに来て2週間、もう少し頑張ってみるつもりとある。帰ったらビールを飲みたいですと。自然は素晴らしい!青い海、白い砂浜、田や畑、緑の木々、きれいな草花、数多くの美しい自然。しかし、自然は時折凄まじい力で猛威を振い襲いかかってくる。それに立ち向かっていく知恵と勇気、それが出来るのは人間だけだろうと思う。自然界の中で生きる人間。人間の底力を信じて!!とのメールである。

活動的なこの友は、行く先々で勇気や希望を与えているに違いない。明るくてやり手のあなただから皆が待っているに違いない。今年3年目を迎えて復興にまだまだ時間がかかるけれど、きっと今も関わっている気がしている。友の無事と震災地域の復興を願いながら、メールは今も消さないでいる。多くのボランティア活動とともに消えない笑顔が今もある。

(フロアスタッフ R.E)