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2014年9月6日土曜日

東北の震災地域で活動する友を思う

大阪の生駒山山系に沿って大阪府民の森がある。皆さんはご存じだろうか・・・。
枚方から四條畷、東大阪、金剛山などに点在している。くろんど園地、ほしだ園地、むろいけ園地、ぬかた園地を含む中部園地、ちはや園地などがあるのだが、そこで活動しているボランティアがある。

大阪府民の森パークレンジャーという。会員80余名の団体である。不段何気なく見過ごしている四季折々の自然の素晴らしさや自然の大切さ・魅力を、府民の森を訪れる人々に紹介するための様々なプログラムを各園地で提供しているボランティア。ガイドウォークやクラフト、ハイキングやデイ・キャンプなど、ファミリーでもグループでも一人でも楽しめる催しを企画・実施していて、イベント時は子供を連れた家族連れで結構にぎわう。活動を共にした仲間の一人が、震災を機に脱会したのだが、辞めていく直前にメールが来た。その一部を紹介したい。

2011年3月27日 今朝も底冷えのする朝、「今、わたしにできることを!」宮城より仙台、岩手、福島へ入るつもり。こちらは原発事故の影響で、まだまだ孤立している方々がいるとのこと。こちらに来て2週間、もう少し頑張ってみるつもりとある。帰ったらビールを飲みたいですと。自然は素晴らしい!青い海、白い砂浜、田や畑、緑の木々、きれいな草花、数多くの美しい自然。しかし、自然は時折凄まじい力で猛威を振い襲いかかってくる。それに立ち向かっていく知恵と勇気、それが出来るのは人間だけだろうと思う。自然界の中で生きる人間。人間の底力を信じて!!とのメールである。

活動的なこの友は、行く先々で勇気や希望を与えているに違いない。明るくてやり手のあなただから皆が待っているに違いない。今年3年目を迎えて復興にまだまだ時間がかかるけれど、きっと今も関わっている気がしている。友の無事と震災地域の復興を願いながら、メールは今も消さないでいる。多くのボランティア活動とともに消えない笑顔が今もある。

(フロアスタッフ R.E)