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2014年11月15日土曜日

おせち料理

やっと秋が来たと思えば、今年もあと数ヶ月で終わり、新年がやってきます。

お正月といえば、家族や気心の知れた人とおせち料理を囲むというのが、日本人の伝統的な過ごし方です。

おせち料理といえば、正月に食べるお祝いの料理です。「御節料理」と書きます。おせち料理を重箱に詰め重ねて用意するのは、めでたさを重ねるという意味で、縁起を担ぐためだそうです。

重箱にきれいに詰められているおせち料理には、その1つ1つに意味があることはご存じでしょうか?
たとえば・・・

海老:
腰が曲がるまで丈夫という長寿の願いが込められています。

鯛:
祝い事の定番の縁起物で「メデタイ」に通じています。

数の子:
にしんの卵です。にしんは卵が多いので、子宝や子孫繁栄を願う縁起物として食べられます。

黒豆:
黒色は、道教で魔除けの色とされています。この1年まめ(まじめ)に働き、まめ(健康)に暮らせるようにと邪気を払い、無病息災を願った食べ物です。

煮しめ:
根菜を中心とした野菜などを一緒に煮た煮しめには、家族が仲良く一緒に結ばれるという意味です。

蓮根:
孔が空いていることから、遠くが見えるように先見性のある1年を祈願、将来の見通しがいい縁起を担いだ食べ物です。

昆布:
「よろこぶ」という意味にかけています。

紅白なます:
お祝いの水引をかたどったものだといわれています。

このように、おせち料理の材料ひとつをとっても、家族の幸せを願った意味が込められています。

しかし、高齢者となって噛む力が弱くなると、おせち料理もなかなか食べられるものが少なくなり、さみしい思いをしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

介護が必要になっても、お正月の雰囲気を料理から感じたい。

ソフト食でありながら、見た目も味もお正月気分を味わえる介護食のおせちがあるのをご存じでしょうか?摂食、嚥下機能の低下レベルに合わせ、通常の食事を歯茎または舌でつぶせる程度のやわらかさに加工されています。
見た目の形態を通常の食事に近づけた「ソフト食」で、素材の風味を活かす伝統的なおせち料理としました。

食欲が高まり食事量が増えて、健康維持・向上に効果があると思います。

ぜひ、次のお正月には皆の幸せを願いながら、おせち料理を食べてみてください。そして皆さんでよいお年を迎えられますように。

(フロアスタッフ H.K)

2014年10月31日金曜日

Viva Las Vegas!

7月末から8日間、”アメリカ五大絶景ツアー”に参加しました。長期日程や長時間の移動は少しでも元気な時に・・・と家族の理解に感謝し、年に一度、友人と海外旅行に出掛けます。
サンフランシスコからヨセミテ国立公園・グランドキャニオン・モニュメントバレー・アンテロープキャニオン・ホースシューベンド・ブライスキャニオン・ザイオン国立公園と盛り沢山の観光地を駆け足で周りました。
日本での喧騒を忘れ、只々、驚くばかりのアメリカらしい雄大な景色を満喫しました。

サンフランシスコの金門橋

グランドキャニオン

モニュメントバレー

最終日はラスベガスに宿泊。灼熱の砂漠に作られたラスベガスは眠らない街で多くの若者や眩しい光にあふれています。
友人と「帰りの飛行機はファーストクラスで帰りましょう♪♪」を合言葉にホテルのカジノに繰り出しました。そこには、カジノを楽しむ大勢の高齢者がおいでになり、中には車椅子や電動カートを使用されている方も見受けられました。日本でのカジノのイメージと違いちょっとお洒落な雰囲気です。
今回は、残念ながら私たち一同はツア-の方々と仲良く帰館しました。

アメリカでは子育てを終えた後、ラスベガス郊外に家を買って週末にはカジノを楽しむ方が多いらしく、老人施設によってはカジノまでの送迎車もあるそうです。ゲームを楽しむ事で考えたり、ひらめいたり、人と関わりを持ち人生をアクティブに過ごされる元気な高齢者の方々に驚き感心しました。
日本でも高齢者の方が気軽に参加し楽しめる場がどんどん増えると素晴らしいと思いませんか?

ラスベガス
ATCエイジレスセンターでは「いきいき生涯学習塾」が開講されております。様々な講座を展開し、多くの方が楽しんでおられます。私も何か始めてみようかな?とお考えの方、きっと貴方の何かが見つかると思います。ぜひ、一度お気軽に見学にお越し下さい。

(フロアスタッフ K.A)

2014年10月17日金曜日

初めてのJINRIKI体験

6月20日にエイジレスセンターへ団体見学前の下見見学ということで、2名の代表者様が御来館されました。ありがとうございました。

御見学の御要望点のお話しを伺うと「高齢者の防災において何か体験がしたい」と御要望がありました。具体的にお話しを進めていくと、「できればリアカーに乗せて高齢者を運ぶ体験があれば・・・」との事でしたので、私ははすぐに「リアカー」はないけど、「車いす+JINRIKI」が思いつきました。
 (JINRIKI公式サイト  http://www.jinriki.asia/

早速、上記のメーカー様と日時や体験内容を含めて打ち合わせを行い、10月8日には、この団体見学者様全員に「車いす+JINRIKI」をご体験していただく事ができました。




ご体験された内容は・・・・
最初は、普通の車いすに乗って、または押して体験していただきました。その後「車いす+JINRIKI」に変え、乗る人と ”引く人”に交代していただきました。

・普通の車いすをとの違いを、どういうふうに感じたか?
・災害の時、どうなるか?
・実際にやってみると楽になるなぁ
・こういった場合は考えておかないといけないなぁ

と最初は体験するのに恥ずかしさが見受けられましたが、実際に体で体験されると具体的なご感想が聞く事ができました。

なかなか日々の生活で”車いすを引く”という体験は無いに等しいと思います。

当ATCエイジレスセンターでは、平成27年3月末迄「車いす+JINRIKI」を展示しております。また、お問い合わせいただきましたら体験も可能ですので、ご興味ある方は、是非ご連絡いただきご体験いただきたいと思います。

是非、『車いすを押す感覚』から、『車いすを引く感覚』を一度体験してみてください。これからは、このような体験をもっと増やしていきたいと思います。

スタッフ一同、皆様のご来館お待ち申し上げます。

(事務局 S)

2014年10月11日土曜日

LCCと新幹線

東京に度々行く機会があった頃、初めてLCC(格安航空会社)を利用した。
航空券をネットで購入するのも初めてで頼りなく、無事に飛行機に乗れた時は、とても嬉しかった。

その時の購入価格は、片道5~6000円代。搭乗日の少し前に購入したから、比較的高い設定であったと後で知ったが、PCの画面を見て「なんと安い!!」と驚いた。

二度目は「セール」を利用して、片道3000円を切った。

新幹線の大阪→東京の片道分で、往復航空券プラス空港との移動料金を充分にまかなえる。ただ、新幹線での移動に比べ、所要時間は倍近くなるし、その分、体力も必要だが、お財布にはありがたい。

なにはともあれ、一度お試しあれ。

LCC利用にて出会えた、帰路の上空からの富士山の姿は、格別だった。
日没前の便に搭乗されることをお勧めします。

気軽に航空機を利用できると利点のあるLCCだが、これから先、歳を重ねてゆき足腰が弱ってきたら、無理がでてくるだろうなぁと感じる。
実際のところ高齢の父母には、勧められない。

ひとつの理由に、ボーディングブリッジではなく、タラップを利用する場所があること。利用したLCCも限られているので、全体を把握していないが、大差はないように思う。タラップは、段差も大きく、角度も思いのほか、急であったと記憶する。

新幹線では、LCCに比べると車いすでの利用もしやすいようだし、高齢の方々への配慮もなされているようだ。移動に伴う身体的負担もずいぶん少なくて済む。

もう近い未来に備えて、旅をラクに楽しめるよう、懐具合も良くありたいと願うこのごろであります。

(フロアスタッフ T.J)

2014年10月2日木曜日

中学生・職場体験学習

先日、ATCエイジレスセンターで「中学生・職場体験学習」の受け入れがありました。二人の男子学生がこちらの施設を選ばれ、私たちの仕事を一日体験されました。

朝礼への参加、開館前の準備、ふき掃除・・・と、私たちと一緒に一日をスタート。朝礼ではカチコチに固まった”起立”の姿勢で、相当な緊張感がこちらにも伝わってきました。

その後は団体のお客様の見学に同行し、スタッフの説明の様子を見学。
90分という時間はとても長く感じたようですが(立ちっぱなしは辛かったそうで・・・)、こちらでの主な仕事が「お客様に展示品の説明をする」ということが、より理解できたようでした。

午後からは、実際に「説明をする」という、一番の大きな体験です。
そのための担当スタッフによる指導時間は、体験コースも含む2つのコーナーについて一時間しかありません。スタッフの言い回しにも気にかけ、時間ギリギリまで繰り返し練習していました。

そしていざ本番。お客様を前に説明です。(私たちもお客様役として参加)
ここでもかなりの緊張感が伝わってきましたが、自己紹介から始まり、途中、言葉に詰まったりしながらも終わってみると、全員が感心するほどの素晴らしい出来栄え!思わずみんな拍手です。この短時間にしっかりとポイントを押さえ、見事な説明でした。



二人にとっては一時間は十分すぎる時間なのでしょう。暗記力のすごさに本当に驚かされました。さすがに中学生!

普段の生活の中で、こうしてたくさんの初対面の人を前に、話を聞いてもらうことなど、まずないことでしょう。
こちらでの体験学習が、今後の彼等に何か少しでも”社会への参加”を感じるきっかけとなったら幸いに思います。


(フロアスタッフ K.M)

2014年9月16日火曜日

本当にあった ちょっと こわかった話

最近、手摺りを持って階段を上り下りする高齢者の方々をお見かけする機会が増えました。
そう言う私も、いつ頃からでしょうか?階段を上り下りする際に手摺りを持たないまでも、手摺りのそばに身を置くようになりました。
私も中高年の仲間入りの年齢になり、年齢を重ねるに連れて、ほんの僅かですが、体を支える力に衰えを感じるようになり、無意識のうちに、何かあった時すぐに体を支えられるよう、階段の中央でなく手摺りのそばで、階段を上り下りするようになりました。

電車通勤しているので、今一番利用するのは駅の階段です。
数カ月前のこと、帰宅途中、最寄り駅の階段を下りていると突然、若い女性が上から転げ落ちて来たのです。転落の理由はわかりませんが、かなりスピードがついていて、踊り場でも止まれず、そのまま階段を転げ落ちて行きました。

ようやく止まれたのは、落下速度が弱まったのと、しっかりとした体格の男性にぶつかったからでした。中高年と思われる男性でしたが、ご自分の体を支えるには問題のない男性でした。お二人とも怪我がなかったのが何よりでした。

もし、女性がぶつかった相手がご自分の体を支えるのさえも難しい高齢者の方だったら、そのまま突き飛ばされて階段の下まで転落、大怪我、間違いなかったのではと恐ろしくなります。
急いでいても階段の上り下りなど、自分の不注意が二次被害を引き起こして、周りに迷惑を掛けることもあり得ますので、注意したいものです。

特に高齢者の皆様への対応は、より一層の注意を心掛けたいものです。

「高齢者を労り優しく見守りましょう。」

わかってはいても、高齢者の皆様のお体の状況を理解するのは難しいですよね。
そこで、ATCエイジレスセンターには、高齢者体験装具をつけて、高齢者になった疑似体験ができる「高齢者疑似体験」コーナーがあります。
「短時間なのにわかりやすい!」と好評です。

高齢者疑似体験コーナー

感心をお持ちの方は、ぜひご来館ください。お待ちしております。

(フロアスタッフ K.N)

2014年9月6日土曜日

東北の震災地域で活動する友を思う

大阪の生駒山山系に沿って大阪府民の森がある。皆さんはご存じだろうか・・・。
枚方から四條畷、東大阪、金剛山などに点在している。くろんど園地、ほしだ園地、むろいけ園地、ぬかた園地を含む中部園地、ちはや園地などがあるのだが、そこで活動しているボランティアがある。

大阪府民の森パークレンジャーという。会員80余名の団体である。不段何気なく見過ごしている四季折々の自然の素晴らしさや自然の大切さ・魅力を、府民の森を訪れる人々に紹介するための様々なプログラムを各園地で提供しているボランティア。ガイドウォークやクラフト、ハイキングやデイ・キャンプなど、ファミリーでもグループでも一人でも楽しめる催しを企画・実施していて、イベント時は子供を連れた家族連れで結構にぎわう。活動を共にした仲間の一人が、震災を機に脱会したのだが、辞めていく直前にメールが来た。その一部を紹介したい。

2011年3月27日 今朝も底冷えのする朝、「今、わたしにできることを!」宮城より仙台、岩手、福島へ入るつもり。こちらは原発事故の影響で、まだまだ孤立している方々がいるとのこと。こちらに来て2週間、もう少し頑張ってみるつもりとある。帰ったらビールを飲みたいですと。自然は素晴らしい!青い海、白い砂浜、田や畑、緑の木々、きれいな草花、数多くの美しい自然。しかし、自然は時折凄まじい力で猛威を振い襲いかかってくる。それに立ち向かっていく知恵と勇気、それが出来るのは人間だけだろうと思う。自然界の中で生きる人間。人間の底力を信じて!!とのメールである。

活動的なこの友は、行く先々で勇気や希望を与えているに違いない。明るくてやり手のあなただから皆が待っているに違いない。今年3年目を迎えて復興にまだまだ時間がかかるけれど、きっと今も関わっている気がしている。友の無事と震災地域の復興を願いながら、メールは今も消さないでいる。多くのボランティア活動とともに消えない笑顔が今もある。

(フロアスタッフ R.E)

2014年8月26日火曜日

介助犬がやってきた!♡❣

白と黒のラブラドールレトリバー。4月にインテックス大阪で開催された『バリアフリー展』で初めて出会いました。人なつっこいとてもキュートな子です。介助犬とは、障がいのある人の手足となって生活を助けてくれる犬のことを言います。

8月17日(日)愛知県にある日本介助犬協会からPR犬が来てくれました。私たちスタッフが是非当センターに来てほしいと願い、それが今回実現したのです‼首を長くして待っていました。やってきてくれたのはカナン君3歳・白・♂。クールなイケメンです♡♡♡

デモンストレーションではすばらしい行動を見せてくれました。
 ☆落した鍵やコインを拾って渡す
 ☆靴下を脱がせてかごに入れる
 ☆冷蔵庫から飲み物を取り扉を閉めてから渡す
 ☆鳴っている携帯電話の音を聴き、目で捜して見つけ出して渡す


携帯電話の形を覚えているのです。ストラップをくわえて運ぶ方法も身に着けています。口や舌を上手く使い、本当によく訓練されたものだと思いました。でも、四六時中神経を張り巡らしてピリピリ生活しているわけではなく、普段は人に甘えてリラックスして暮らしているんですよ。この日もお客様とのふれあいが終わると居眠りしてました(笑)

かわいいチャリティーグッズの販売コーナーも大人気でした。介助犬を育てるのには費用がかかりこれらの収益金も利用されます。募金へのご協力もありがとうございました。

介助犬の認知度はまだまだ低く、身体障害者補助犬法で一般・公共施設や交通機関への同伴立ち入りが認められたにも関わらず断られることがあります。知らない人には教えてあげてください。そして街でお仕事中の介助犬を見かけたら気が散らないようにそっと見守ってあげてくださいね。

ご来場いただきましたお客様ありがとうございました。カナン君、トレーナーさんありがとうございました‼

当センターでは今後もこのような機会を設けたいと思っています。今回来られなかった方も次回は是非お越しください。

最後に面白かったことを。お子さんやお孫さんを連れて来られた方が皆さんおっしゃってました。「○○ちゃんより賢いなー」(笑笑)

(フロアスタッフ S.R)

2014年7月30日水曜日

夏休みはATCで決まり!

夏休み真っ盛りですね。お子様に「どこか連れてって~」とおねだりされてるお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか。

大阪市内でプチリゾート気分を味わえるATC(アジア太平洋トレードセンター)はいかがでしょう。ATCは海に隣接しているので、目の前に広がる海、さんふらわあが停泊している岸壁にヤシの木が揺れる、夏が感じられるロケーションです。

ニュートラムの駅(トレードセンター前)がATCと繋がっているので、車いすやベビーカーもバリアフリーで安心です。レストラン街には低カロリーレストランなどもあり、カロリー管理をされている方などにも好評です。

ヤシの木陰でソフトクリームを食べながら、船を眺めたり、お散歩したり。そして夏休みはイベントが盛り沢山。「3大特撮ヒーローフェスティバル」や「世界のクワガタ・カブトムシ展」「世界の動物はくせいサファリパーク」などなど・・・

海辺のステージでも、土日は色々なライブが行われています。
小さなお子様も大丈夫です。ITM棟マーレ5階では、天気を気にせず親子でたっぷり遊べる室内遊園地が7月にピカピカのオープンをしました。

そうそう、これはエイジレスセンターのホームページでした。そしてお気軽にエイジレスセンターにお越しになってください。

今すぐ必要でない方も、ふらっと寄って見る気持ちでお越し頂ければ、今の福祉用具の便利な色々な商品をご覧頂けます。できたらお世話になりたくない福祉用具かもしれませんが、もしご家族が必要な身になった時、とっても頼りになる用具です。

お子様とご一緒でも大丈夫です。車いす体験をしたり、かわいいメンタルコミットロボット・アザラシの「パロ」はお子様の人気者です。

そして日没からは、太陽ギラギラだった岸壁がライトアップされて、幻想的な光の回廊が広がります。

楽しい夏休みの一日をATCでぜひお過ごし下さい。

(フロアスタッフ K.C)

2014年7月22日火曜日

うさぎセラピー

蝉の声があちこちから聞こえてくるようになりました。
行楽に出かけられる方もいらっしゃるのではないかと思います。たまには非日常に身を置くことで癒され、心身がリフレッシュするのではないでしょうか。

私も非日常の癒しを求めて、出かける場所があります。それは広島県の「大久野島」。瀬戸内海国定公園の中の通称「うさぎじま」とも呼ばれている小島で、野生のうさぎが200~300羽生息しています。(あくまで野生です。)島には休暇村の宿泊施設があるだけで人は住んでおらず、一般車両の通行もできません。うさぎ達はのんびり暮らしています。

うさぎ大好き!の私がこの島の存在を知ったのは10年程前。初めて訪れた時は、うさぎ達があちこちで走り回っている姿やおずおずと近づいてくる姿がかわいらしすぎて、目じりが下がりっぱなしでした。以来、年に数回、毎年島を訪れてうさぎとたわむれ、癒されています。(運がよければ「うさまみれ」になることもあり。)

なお、この島にはもう一つの顔があります。古くは芸予要塞として、また戦時中は旧日本軍の毒ガス製造所として利用され、地図から消された歴史もあるのです。島のあちこちに戦争遺跡が点在しています。これも忘れてはいけない歴史の一つ。今は廃墟の前で花が咲き、うさぎが跳ねる、人が笑う平和をかみしめることのできるとても意義深い島だと思います。

休暇村の設備も年々よくなり、島内散策用に今はアシスト自転車や電動カートも配備されています。サービス介助士の資格を持つスタッフの方もいらっしゃるようです。よい漁場でもあるので釣り目的の方や、長期滞在でゆっくり過ごされている高齢者の方々も多くみかけます。うさぎ達も以前に比べると、なんだか人慣れしてきたような・・・。
また機会がありましたら、是非一度、行ってみてください。

「そんなん遠い、近場で癒されたい~」という方は、当館の癒しロボット、「パロ」がお待ちしております。是非、南港までお出かけを。但し、パロはアザラシです。うさぎではありませんので、あらかじめご了承くださいネ。

(スタッフN)

2014年7月2日水曜日

来たれ学生諸君!~みなさんの学習の場に

7月になりました。
もうすぐ夏休み!と、そわそわワクワクされている学生さんも多いことでしょう。
長い夏休み、楽しい計画もたくさん立てておられることでしょうね。長い夏休みにしかできないような経験をいっぱいして、有意義な夏休みにして欲しいと思います。

その夏の計画の一つに、ATCエイジレスセンターも加えてください。

こちらでは、各種の体験コーナーがあります。

車いすの試乗コーナーでは、普段歩いている時には気にならない程度の段差や坂道が、車いすの方にはどんなに大変か、身をもって感じていただけます。また、車いすに乗りながら、ドアを開け閉めしてみてください。うまく出来るでしょうか。

介助用電動車いすは、上り坂でもラクに押すことができ、下り坂でも引っ張られる感じがありません。また、下り坂で介助者が誤って手を放してしまったら!
どうなるかは、どうぞ、体験してみてください。

他に、足に装具をつけて、階段やスロープを上り下りしていただき、高齢者の歩きの大変さを体感していただく、高齢者疑似体験コーナーもあります。

また、毎年、夏の自由研究に悩まされる学生さんには、たとえば、次のようなテーマはどうでしょうか。

ユニバーサルデザインというのは、すべての人にとって、使いやすいように工夫され、作られたもののことです。こちらの共用品コーナーには、たくさんのユニバーサルデザインの製品が展示されています。さて、それぞれの製品の、どういうところが、使いやすいように工夫されていますか?
また、当センター内にはユニバーサルデザインの自動販売機が置いてありますが、どういうところに使いやすさが工夫されているか、考えてみましょう。

自助具について調べてみるのもよいですね。自助具というのは、体が不自由な方が、なるべく人に頼らないで、自分でできるように、便利に工夫された道具のことをいいます。たくさんの自助具を展示していますが、それぞれどのような工夫がなされていますか?また、自分でも自助具が作れないでしょうか、考えて、アイデアを出してみましょう。

ATCエイジレスセンターには、その他にも、いろいろなコーナーがあり、たくさんの福祉用具の展示があります。
福祉車両と呼ばれる車もありますし、癒しのロボットもいます。みなさんの今まで見たことのないものも、たくさんあるかと思います。ぜひ、一度見に来てください。

そして、もし、わからないことがあれば、どんどんスタッフに質問してください。私たちスタッフが、みなさんの学びのお手伝いをさせていただきます。

お友達、ご家族、お誘い合わせの上、お越しください。お待ちしております。

(フロアスタッフ M.K)

2014年6月21日土曜日

~ドルフィンカット~

ATCエイジレスセンターのポータブルトイレに新しく加わりました、アロン化成株式会社の「ジャスピタ」をご紹介させていただきます。

アロン化成株式会社「ジャスピタ」
尿意、便意はあるがトイレまで遠くて歩いて行けない。昼間は歩いて行けるが、夜は家族に気兼ねしてオムツにしている等の理由でポータブルトイレを導入している・・・

それでも姿勢の乱れから「尿が前にこぼれた」「尿が上に飛び床を汚した」という失敗、皆様ありませんか?私の母も円背になってからは、浅く手前に座るくせがつき、尿が床にこぼれてしまいます。

この「ジャスピタ」は、そんなポータブルトイレでの失敗を防止する工夫がいっぱいされています!ポータブルトイレの前面がイルカの口元のような形状「ドルフィンカット」で、理想的な排泄姿勢に導いてくれます。


これまでと違って、
・左右がくぼんだ形状のため、深くしっかり座れます。
・トイレの先端のふくらみで中心位置がわかり、まっすぐ座れます。
・脚を開いた姿勢を自然に誘導してくれるので、これまでの「浅座り」「ななめ座り」「股閉じ」による尿こぼれを防止。
・また、バケツの蓋が閉まっているのがひと目でわかるコントラストデザインで、失敗も防止。

他にも新しい機能がいっぱいあります。
エイジレスセンターにお越しいただき、見て、触れて、ご体感ください。

ポータブルトイレは大切な福祉用具の1つです。その失敗を防止することでご利用者本人の家族やまわりへの気兼ねがなくなり、心も安定します。
ポータブルトイレは介護保険購入対象商品です。

(フロアスタッフ T.M)

2014年6月4日水曜日

生活機能の低下を防ぐために

ゴールデンウィークも終わり、まもなく梅雨の時期になりますね。
そろそろ生活のリズムが戻ったかな?という方も多いのではないでしょうか。

生活のリズムは健康な方でさえ狂いがちです。
ましてや高齢になってくると、ぐっすり眠れなくて、お昼間に支障をきたしてしまうこともありますよね。
かく言う私の母も、眠れない高齢者の一人です。寝つきが悪く、やっと眠れたのにトイレに行きたくて目が覚めて、トイレに行ったらそのあと寝れず・・・・
朝方ウトウトしてしまい、ついにこのあいだ、早朝フラッとして転倒して、おでこを3針縫うケガをしてしまいました。

そこで、先日エイジレスセンターに出展して頂いたパラマウントベッド株式会社の最高峰「楽匠Z」を介護レンタルすることに決めました。
楽匠Z
ぜんそくもあり、少し背上げをすることで呼吸が楽になり、寝つきやすくなったそうです。
そして、このベッドの最大の特長=ベッド自体が10度傾く、全く新しい背上げなので、まるでソファーに座っているような体位が作れます。
骨盤が立つので姿勢もくずれにくく、長年の悩みだった「テレビが見にくい!」という要望も、フットボード側が座面より下がり視界スッキリ!
テレビがとっても見やすくなって、大変喜んでいます。

今はまだベッド上の介護はありませんが、これから必要になってきたとき、高さ64.5cmまで上がるので、お世話もしやすいと思います。

初めて介護レンタルを使いましたが、良い物を借りることができて本当によかったと、母も私も喜んでいます。

みなさまもぜひ、このベッドに寝ころんで背上げをしてみてください。思いのほか視界が広がるので、びっくりされるかもしれません。

スタッフ一同、お待ち申し上げております。

(スタッフT.K)

2014年5月21日水曜日

スーパー・プレゼンテーション

「エイジレスセンターに行けば、シルバーカーが、いっぱい置いてある」
と聞いて来館されるお客様がたくさんおられます。
現在は70余台が展示されています。
すでにシルバーカーや歩行車をご使用のお客様がご来館の時は、現在ご使用の物に不満がおありで、率直で貴重なご意見をいただくことがあります。

(問)
「シルバーカーを押していたら両手がふさがる。日傘をさせない。
帽子はイヤだ!髪型がペシャンコになる。日傘付きのシルバーカーないの?」

(答)
残念ながらありません。突風が吹くと風圧でシルバーカーごと飛ばされる危険があるので傘ホルダーはつけていません。(自転車用の傘ホルダーは取り付けないでください。)

(問)
「階段を昇り降りできるシルバーカーはないの?」

(答)
ございません。3cm位までの段差なら簡単に越えられるシルバーカーはありますが、階段は不可能です。(キャリーカートやショッピングカートは階段昇降可能なものはありますが、これは健常者用です。)

(問)
「スーパーのショッピングカートはどんなに体重をかけて歩いても疲れないし、たくさん物が入る。体が楽だから楽しく買い物できる。
ラクでなければ買い物やめてさっさと帰っちゃうわよ!
取っ手の高さが94cm~95cmが最高。たくさん買い物をしてもらおうと思うからあんなすばらしいカートを置いているのよ!」

「今のシルバーカーは戦前の大家族制度を引きずっているわ。嫁が家事をすべて仕切って、年寄りはこれを曳いて散歩でもしておけといわんばかり。
今や大家族制度は崩壊し一人暮らしの年寄りも多い。日々の買い出しやかさばるトイレットペーパー、クリーニング品や5キロのお米購入を一人でするのよ。
時代のニーズに合ってないわ!」

(答)
スーパーのショッピングカートは置いていませんが、取っ手の高さ94cm~95cmの物は数点あり見ていただきました。ただ軽量なら積載量は少なくなり両立しません。用途に合わせて使い分けをしていただくことをおすすめしました。
全ての希望をかなえてもらうため メーカーさんに直訴しに行かれるとの事でした。


元気で前向きで積極的なお年寄りが、経験に基ずく意見をどしどしのべられメーカーさんに直訴されることは、「机上の空論」ではない真のプレゼンテーション。
ますますお声をあげていただく事が良い製品作りに生かされます。

こればかりは「言うたもん勝ち」です。
忌憚の無いご意見お待ちしております。

(フロアスタッフ S.Y)

2014年4月29日火曜日

大地震に備えましょう

前回の「WOOD LUCK」に引き続き、地震対策グッズを2つご紹介します。

「停電!!DENKEEPで電気をKEEP」

リチウムイオン蓄電池 DENKEEP
地震や台風による停電。多くの電気製品に囲まれて生活している私たちは、ライフラインである電気を絶たれると、たちまち困ります。
「DENKEEP」は「電気を安全にKEEPするリチウムイオン蓄電池」です。過充電しない充電方式なので、プラグをずっとコンセントに差し込んだままにできますから、いざという時、放電していて使えないということはありません。

ATCエイジレスセンターにあります新光産業株式会社のブースには、蓄電容量1kwhのDENKEEPを展示しています。
1kwhで実際どれくらいの使用が可能なのか、気になりますよね。

<使用可能時間の目安>
・携帯、スマートフォンの充電: 200台
・ノートパソコン: 12~30時間
・テレビ: 7時間
・冷蔵庫: 4時間
(※機種により消費電力に差があるので、だいたいの目安です)

2kwhのDENKEEPもあります。ご家庭だけでなく、施設、避難所、屋外イベント時の電源としても使用できる、安心便利な蓄電池です。

「震度7!!pro7(プロセブン)マットで転倒防止」
超粘着振動吸収素材 プロセブン
大きな揺れでタンスやテレビが転倒。とても危険ですね。
pro7マットは、固体と液体の両方の性質を持つ新素材「ゲル」の耐震マットです。タンスなどの底面四隅に貼るだけで、地震の縦揺れ・横揺れに追随し、転倒を防止します。優れた粘着性・柔軟性があり、水洗いで繰り返し使用できます。

新光産業株式会社のブースに震度7の横揺れ再現装置(横幅約30cm)を置いています。ボタンを押すと激しく揺れ、pro7の威力を見せてくれます。また、小さな持ち手を引っ張るだけで、驚異の粘着力を体感できるものもあります。

春の南港は若葉の季節。桜の花は散ってしまいましたが、ツツジやサツキが咲き始めます。
どうぞお散歩がてら、ATCエイジレスセンターにお越しください。

(フロアスタッフ Y.K)

2014年4月12日土曜日

「三大介護」って・・・

4月に入り、とてもいい気候になってきました。
桜の花も咲き、新入生・新入社員と新しいスタートの月ですね。

ところでみなさんは「三大介護」・・・て言葉、ご存知ですか?
「三大介護」とは「食事・排泄・入浴」です。
自分らしく生き生きと安心して暮らしていける環境をつくることが課題となっています。

今回ご紹介させていただくのは、「三大介護」の中の排泄に関連のある商品です。TOTO株式会社の「ベッドサイド水洗トイレ」です。
TOTO ベッドサイド水洗トイレ
・自分で排泄ができることで、介助者への気兼ねがなくなります。
・汚物処理が不要です。
・移動による転倒リスクが減ります。
・「自力でトイレがしたい」という欲求が生まれます。
・オムツ交換が不要になるので、介助の負担も緩和されます。

と、このようなメリットがあります。

温水でおしりが洗える「ウォシュレット」も付いています。

・自力で拭き取り動作が困難な場合、シャワーで便を洗い流したあと、ペーパーで軽くあてるだけで後処理ができます。
・便秘の方は、シャワーで肛門を刺激することにより、排便を促す効果が期待できます。
・下痢の方は、ペーパーによる拭き取りで肛門に負担がかかり、清潔を保つために洗い流しが効果的です。

自力でトイレに行けること、そこから前向きな毎日が生まれます。

しっかり食事を取り、しっかり睡眠をとり、そして規則正しく生活する。
普通の方が当たり前に行っていることが、高齢者になると難しくなります。
少しでも現状維持できるように福祉用具を活用し、生活にオン・オフをつけていけるような環境をつくっていただければと思います。

ATCエイジレスセンターではいろいろな福祉用具を展示しております。
常設展示場ですので、みなさまのご来館をお待ちしております。

(フロアスタッフ H.K)

2014年4月1日火曜日

地震への備え

♪もうすぐ春ですね♪
キャンディーズの優しい歌声が聞こえてきそうで、なんだかワクワクしませんか?

そのワクワク気分に水を差すように、先日、中四国地方で最大震度5強の地震が起こりました。夜中のことで、阪神・淡路大震災を思い出された方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この春、ATCエイジレスセンターに”森のおまもり WOOD・LUCK”が展示されました。「耐震ベッド」と言われるもので、ベッドを安全空間にするシェルターのことです。
森のおまもり WOOD・LUCK
東京都では、「安価で信頼できる木造住宅の耐震改修工法装置」に認定されています。国産良質のひのきの間伐材を利用し、耐荷重約65トンで震度7まで耐えられる構造になっています。もちろん組立も容易で、介護ベッド用シェルターや災害シェルターとして使用されています。

今後30年以内にマグニチュード8クラスの地震発生率は、南海地震が60%、東南海地震が70%、東海地震が87%と予測されているそうですが、「えっ!そんな展示品があるの?」と興味をお持ちの方、耐震改修等をお考えの方も、ぜひ一度ATCエイジレスセンターへお越しください。

(フロアスタッフ K.A)

2014年3月13日木曜日

春といえば

公園の桜の木々がなんとなく「もうすぐ咲くよ」と伝えてくれているような、そんな気配を感じる頃になりました。一年の中のわずかな期間ですが、満開の花の下を散策できると思うと、とても嬉しくなってきます。

ところで、春といえばもうひとつ。毎年4月の中旬に3日間だけインテックス大阪で開催される展示会の季節が来たなぁと思いうかびます。

「第20回 高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展
バリアフリー2014」
開催期間:2014年4月17日(木)~19日(土)

インテックス大阪のHPによると、今年で第20回を迎えるそうです。長く続けられているので、福祉や介護に携わる方々にはお馴染みの展示会なのかもしれません。
(※くわしくは→こちら

毎回、ATCエイジレスセンターにご出展中の企業様や団体様もたくさん参加されておられるので、私たちスタッフも必ず行っています。
エイジレスセンターも広い展示場ではありますが、その何倍もの敷地の中に、じっくりと見させていただくと、とても一日では回りきれないほどたくさんの展示ブースがあり、いつもどこへ行こうかと迷ってしまいます。

あらかじめ目的のところをチェックして行きますが、興味深いところが予定外に次々と目に入り、あっという間に時間が終わってしまう始末です。

私達の仕事である、エイジレスセンター館内の展示品の説明のためのヒントを得たり、最新情報に出会えたり、日常生活で高齢の家族や身内の者に役立つものを発見したりとさまざまですが、有意義な一日を過ごすことができます。

桜の花と同じく、一年の中のわずかな期間。ぜひ、みなさまもまたとないチャンスと出かけてみられてはいかがでしょうか。

(フロアスタッフ T.J)

2014年2月28日金曜日

段差解消機

ここATCエイジレスセンターでも、車いすのご利用で来場されるお客様が多くいらっしゃいます。

車いすのままでの外出を容易に行うために、「段差解消機」という福祉機器があります。(大きくは「移動用のリフト」ということになります)
展示品にもいくつかありますので、ご紹介します。

例えば、玄関の上がりかまちの段差を解消するイス型のリフト「アルコー3000型」。
座面の高さは42~84cmで、無段階で昇降し、左右には360度回転します。工事は不要で、狭いスペースでも設置できるコンパクト設計です。

株式会社星光医療製作所「アルコー3000型」
また、カゴ状のテーブルが上下に移動する段差解消機、据置型「テクノリフター」。
こちらは屋内・屋外ともに使用できるので、玄関だけでなく縁側からの出入りにも可能です。

新光産業株式会社「テクノリフター」

どちらの機器も介護保険のレンタル対象品となっています。

他にも、介護保険対象外ですが、椅子式段差昇降機「タスカルSTⅢ」という機器があります。2月に新しく展示品に加わりました。
階段の上にレールを取り付け、その上を駆動装置の付いた椅子が上下移動します。二階のお部屋への移動などが楽になります。

新光産業株式会社「タスカルSTⅢ」

いろいろとご紹介しましたが、記述ではなかなかわかりにくいかと・・・

ぜひご来場いただき、実際の動きをご覧いただければと思います。
もちろんどの機器も試乗していただけます。

もう3月、春本番の暖かさが待ち遠しいですね。

(フロアスタッフ K.M)

2014年2月12日水曜日

もうすぐ春!セカンドライフ 楽しんでいますか?

医療が発達して寿命が延び、元気な高齢者が増えています。できれば病気や怪我なく、好きなことを楽しみながら一生涯を終えたい・・・とは誰もが願うことです。

ATCエイジレスセンターでも色々な取り込みをしています。
卓球、囲碁、将棋、健康体操、歌や絵、折り紙、園芸教室、etc。さまざまなジャンルの生涯学習の存在はとても大きいです。自分に合う趣味を見つけることで生きがいになり、共通の話題で人とのコミュニケーションを図ることができます。社会との関わりを持つことで生きがいは作られます。

私自身も絵手紙に出会って、身近にあるものをよく観察するようになりました。季節のものを描くと四季の移ろいを感じて、想いがふと、ふるさとに帰ることもしばしばあります。また新聞紙面から話題を拾うこともありますが、そうして新聞を切り抜きながら、よく見ると、見逃していた記事に見入ってしまうこともあります。
ひとつのことから興味が幾重にも広がってゆくのも楽しみのひとつです。

しかし、人の身体は加齢に伴い、悲しいかな変化もします。
極力、元に戻そうと免疫力は精一杯がんばって治療する方向に働いてくれますが、こわれかけた身体は訓練やリハビリが必要となってきます。

理学療法士のプロ、藤原広氏のリハビリに対する考え方は、「リハビリが人生を面白くする」を実践されています。娯楽や趣味など、やってみたい!楽しそう!と思わせるような活動をリハビリのメニューに盛り込み、やりたいことに一生懸命打ち込んでいく中で、自然と身体をどんどん動かすようになり、結果的に機能の回復につながっていきます。
自立した生活を送れるようになるまでには、長く険しい道のりがあります。乗り越えていかなければ自立できない、とのことです。

プロフェッショナルとは、色々な可能性を推測できると同時に、優先順位がパッと直観的に見え、走りながら考え修正し、また考えるということのできる人、だそうです。

介護予防のためにも、ぜひ生涯学習塾をのぞいてみて下さい。
生きがいづくりのヒントがきっと見つかりますよ!

(フロアスタッフ R.E)

2014年2月5日水曜日

福祉用具と聞いて・・・

4回めの登場です。

私は電車と地下鉄を乗り継いで出勤しています。
私の通勤ルートの、とある駅のプラットホームで、電動車いすに乗っている方をお見かけします。厳密に言いますと、私の乗っている電車の車両から、そのプラットホームに降車されるのです。
毎回、駅員さんがプラットホームで待機され、携帯スロープで電動車いすのプラットホームへの降車を助けます。以前はシルバーカーを利用されていたと記憶しています。車両からプラットホームにあるエレベーターまでの移動時間は、シルバーカーを利用されていた時と比べて短くなっていると感じます。

遠くからの様子だけでは、お体の状況もよくわかりませんが、ご自分の力での移動が難しくなられてシルバーカー、そして今は電動車いすを利用されているのでしょう。私には想像もつかない大変なこともきっとおありになるとは思いますが、電動車いす(福祉用具)を利用することで、今までの生活を維持できていることも多いのではと思います。

ところで、みなさまは「福祉用具」と聞いて、まず何が思い浮かびますか?
私は車いす、次に介護用ベッドが思い浮かびます。しかし高齢者や障がい者の自立に役立ち、介護する方の負担を軽くする役割をもつ福祉用具には、この他にも様々なものがたくさんあります。

より多くの福祉用具を知りたいと思われる方、または福祉用具をあまり知らないと思われる方(例えばこの文章内に出てくるシルバーカーのことをご存知なかった方など)福祉用具に関心はあるけれど、どこに行けば見学できるのかわからない方、などなど、どうぞATCエイジレスセンターにお越しください。

シルバーカー

電動車いす

介護用ベッド

ATCエイジレスセンターでは、健康や福祉・介護に関する分野で、年齢やハンディを乗り越えるために開発された各種製品やサービスをご紹介しております。

また展示内容が変わることもありますので、ご来館をご希望の方は、事前にご連絡をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

【お問合わせ先】ATCエイジレスセンター
TEL:06-6615-5201
休館日:月曜日、年末年始

(フロアスタッフ K.N)

2014年1月17日金曜日

2014年新年明けましておめでとうございます。

2014年新年あけましておめでとうございます。
平素は当センターをご愛顧いただきましてありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ATCエイジレスセンターでは日常においてさまざまイベントを開催していますが、1月24日(金)には「ビジネスマッチングフェア2014」を開催します。

このイベントは健康・福祉・介護関連の自社の製品・サービスを提供するサプライ企業と、販路を持つデマンド企業との取引の拡大を推進することを目的に開催するもので、エイジレスセンターの今年度事業の目玉イベントです。

このイベントのメインは商談会で、サプライ企業とデマンド企業が商談を行うもので、商談会のほか、健康・福祉関連業界におけるビジネスマッチング成功の秘訣がわかる講演会や、助成金を活用しての製品開発相談会、企業間の情報交換や親睦を図る交流会も併せて開催いたします。

また、その日は同時開催で一般社団法人全国発明婦人協会による、「健康・福祉・介護・介護予防関連の発明品展示会」と一般社団法人大阪発明協会による、過去の「全日本学生児童発明くふう展」での健康・介護・福祉関連受賞作品のパネル展示も行っていますので、こちらの展示も是非ご覧下さい。

残念ながら商談会の参加企業は既に申し込み受付は終了いたしましたが、その他の講演会、相談会、交流会(参加費1,000円必要)については当日まで受付していますので、今からでも参加いただけます。ぜひご参加いただきまして今後のビジネスの参考にしてください。

また、今年も本イベント以外にもさまざまなイベントを開催してまいりますので、皆様ぜひATCエイジレスセンターのイベントにご参加下さい。

(事務局Y.Y)