先日、ATCエイジレスセンターで「中学生・職場体験学習」の受け入れがありました。二人の男子学生がこちらの施設を選ばれ、私たちの仕事を一日体験されました。
朝礼への参加、開館前の準備、ふき掃除・・・と、私たちと一緒に一日をスタート。朝礼ではカチコチに固まった”起立”の姿勢で、相当な緊張感がこちらにも伝わってきました。
その後は団体のお客様の見学に同行し、スタッフの説明の様子を見学。
90分という時間はとても長く感じたようですが(立ちっぱなしは辛かったそうで・・・)、こちらでの主な仕事が「お客様に展示品の説明をする」ということが、より理解できたようでした。
午後からは、実際に「説明をする」という、一番の大きな体験です。
そのための担当スタッフによる指導時間は、体験コースも含む2つのコーナーについて一時間しかありません。スタッフの言い回しにも気にかけ、時間ギリギリまで繰り返し練習していました。
そしていざ本番。お客様を前に説明です。(私たちもお客様役として参加)
ここでもかなりの緊張感が伝わってきましたが、自己紹介から始まり、途中、言葉に詰まったりしながらも終わってみると、全員が感心するほどの素晴らしい出来栄え!思わずみんな拍手です。この短時間にしっかりとポイントを押さえ、見事な説明でした。
二人にとっては一時間は十分すぎる時間なのでしょう。暗記力のすごさに本当に驚かされました。さすがに中学生!
普段の生活の中で、こうしてたくさんの初対面の人を前に、話を聞いてもらうことなど、まずないことでしょう。
こちらでの体験学習が、今後の彼等に何か少しでも”社会への参加”を感じるきっかけとなったら幸いに思います。
(フロアスタッフ K.M)