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2012年8月19日日曜日

いつか、思い出して

残暑お見舞い申し上げます。
毎日暑いですね〜。

夏休みのこの時期、ATCエイジレスセンターにはご家族連れや
学校の課題で見学される学生さんが沢山いらっしゃいます。

学生さんは車いす体験や高齢者疑似体験などを希望される方が
ほとんどです。
高齢者疑似体験では、高齢者の不安定な歩行を体験することが
できます。両足に装具をつけて、膝の曲げ伸ばしや足の上げ下げ
がしにくい状態にするのですが、先日、お客様からこんな質問を
頂きました。

「なぜ、わざわざあるきにくい状態にするのですか?」
「今、それを体験することにどんな意味があるのですか?」

例えば、階段を下りている高齢の方を見かけたときに、
大変そうだなとか、しんどそうだなと思うことがありますよね。
そんな風にその人の気持ちを想像することはあっても、実際に
痛みや辛さを感じることはなかなかないのではないでしょうか。

体験することで身体のどこに負担がかかるのか、どのように不安
定なのかなどを実感することができます。
少しでも感覚や気持ちを知ることが何かに気づいたり、考える
きっかけになり、なるべく手すり側を空けて歩こう、など、日常の
心がけや思いやりに繋がっていくと幸いです。

今は意味がないと感じた方でも、この体験をいつか思い出すことが
あるかも知れません。

ATCエイジレスセンターにお越しの際には是非何か体験をしてみて
くださいね。

(フロアスタッフ M.T)